2022/03/24
FXは大きな利益を得られる投資の手段である以上は、いくつかのリスクをともなっていることもたしかであるといえます。FXの典型的なリスクといえば、為替相場が天災、事変、経済政策の変更などといった突発的な事態によって、急騰または急落してしまうことから生じるリスクが挙げられますが、そのほかにも、地味ではありますがリスクとして見過ごせないものがあります。FXで外貨の売買注文を発注するのは、インターネットを通じて行うことは周知のとおりですが、ここで問題になってくるのが、さまざまな原因によるシステム障害です。これはFX業者側の問題でいえば、売買注文を受け付けているサーバーがとつぜん故障してしまって、取引がまったくできない状態におちいってしまったとか、為替相場の急騰や急落にプログラムが対応できず、実勢とはかけはなれたあやまった売買レートを提示してしまっているといったものが挙げられます。
また、実はFX業者のほうではなく、顧客側でのトラブルというのもありうるもので、これは自宅のパソコンとルーターの接続が不調で、サーバーにアクセスできなくなってしまったとか、モバイルの端末で取引をしようとしていたところ、電波の届き具合が急に悪くなって接続が完了しなかったといったものがあります。こうした場合、売買注文を適切なレートのときに執行することができなくなってしまいますので、想定外の損失をこうむってしまうということもまれではありません。